Dental-visit 歯科医院へ通えない方のために

愛知県尾張旭市の地域密着型の歯医者「本地ヶ原歯科」では、通院できる方だけでなく通院が困難な方にも歯科診療を受けていただけるように、訪問歯科診療をご提供します。医療技術や設備の進歩によりさまざまな歯科機材がポータブルになり、車に積み込めます。その機材とともに歯科医師と歯科衛生士がチーム体制で患者さんのもとに伺い、虫歯や歯周病の治療や口腔ケアを行うのです。

本地ヶ原歯科では訪問歯科診療を行っております

訪問歯科診療のおもな内容

訪問歯科診療のおもな内容

大きく2つに分けられます。それは歯科医師による診療と歯科衛生士による口腔ケアです。ポータブルな治療器具とともに患者さんのもとに伺いますので、治療内容は歯科医院で受けるのも訪問歯科で受けるのもほとんど同じです。

歯科医師による診療
歯科衛生士による口腔ケア
・虫歯治療 ・歯周病治療 ・入れ歯治療(作製・修理・調整) ・抜歯 ・口腔内の検診など ・プラークや歯石の除去 ・歯みがき指導 ・摂食嚥下(えんげ)訓練 など

訪問歯科診療は医療保険・介護保険が適用されます

国民健康保険・社会保険・高齢者の保健
障がい者・生活保護
介護保険
医療費の1割(または2割、3割)が一部負担です。医療費負担総額上限を超えた場合は、「償還払い制度」により市町村からの超過分の償還払いを受けられます。 各市町村の減免と同じ扱いです。 訪問先がご自宅の場合、居宅療養管理指導費は介護保険の適用範囲です。
国民健康保険・社会保険・高齢者の保健
医療費の1割(または2割、3割)が一部負担です。医療費負担総額上限を超えた場合は、「償還払い制度」により市町村からの超過分の償還払いを受けられます。
障がい者・生活保護
各市町村の減免と同じ扱いです。
介護保険
訪問先がご自宅の場合、居宅療養管理指導費は介護保険の適用範囲です。

介護食ではない普通食がふたたび食べられるように

介護食ではない普通食がふたたび食べられるように

歯を失ったり、寝たきりになったり、うまく飲み込めないと、歯ごたえのある普通の食事が難しくなり、やわらかく消化しやすく加工したうえ適度なとろみをつけた介護食しか食べられなくなるかもしれません。さらにお口まわりの機能が低下して口からの飲食ができなくなると、胃ろうや点滴という手段で栄養摂取しなければなりません。

しかし口から食べられなくなると元気が失われやすくなります。それは、食べることは栄養摂取だけでなく「意欲」につながるからです。普通食のほうが心身ともに元気にしてくれますので、とくに寝たきりの方や身体が不自由な方にとって、お口の健康は大切なのです。

訪問歯科では虫歯や歯周病の治療だけでなく、口腔ケアに力を入れて、さらに摂食嚥下の機能訓練を行います。そしてふたたび普通食を食べられるようにつなげていきます。お口からの食べ物を摂取できなくても口腔ケアは欠かせません。それは、お口の中が不衛生だと、細菌が繁殖しやすくなり、その結果、気管支炎や「誤嚥(ごえん)性肺炎」を起こしやすくなるからです。

誤嚥とは?
口腔ケアで肺炎を予防
食べ物や唾液を飲み込んだとき、通常は食道を通り胃に入りますが、誤って気管に入ってしまうことを誤嚥といいます。細菌が繁殖していてお口の中の唾液を誤嚥すると、とくに抵抗力が弱っている方は、気管支炎や肺炎を起こしやすく、重篤な病状につながってしまうので注意が必要です。 訪問歯科診療では歯科衛生士が専門的な口腔ケアを行います。専用器具を使った歯のクリーニングや口腔機能の維持・回復につながるリハビリテーションなどに加え、介護される方への日常的な口腔ケアの指導をいたします。口腔ケアを徹底して誤嚥を防ぐためのトレーニングを行うことが誤嚥性肺炎の予防につながるのです。(口腔外科をした方は誤嚥性肺炎したと論文にもある。

摂食・嚥下の訓練とは?

訓練の前には、まず飲み込む機能の検査を行います。その総合評価によってどのような訓練を行うかの計画を立てるのです。摂食・嚥下機能訓練は間接訓練と直接訓練に分けられ、間接訓練は食べ物を用いずに、各器官のはたらきの改善をはかり、直接訓練は食べ物を用いて行います。中等度から重度の摂食障害がある方の直接訓練は、誤嚥や窒息のリスクがあるので必ず医師の管理下で行います。

間接訓練の例
  • のどのアイスマッサージで嚥下反射を誘発させます
  • 皮膚のマッサージで口唇を閉じる訓練をします
  • 息をこらえて行う嚥下で呼吸と飲み込みのパターンを訓練します
直接訓練の例
  • 接触時の姿勢を保ち誤嚥を防止し、胃食道逆流を防ぎます
  • スライス法や一口量の調整で、嚥下しやすくします

訪問エリア

医療法により訪問歯科診療ができる範囲は、診療所を中心に半径16km以内です。まずはお気軽にご相談ください。